へいわとせんそう レビュー
ブロンズ新社
『へいわとせんそう』を読んだワケ
書店で平積みにされていた絵本で、Noritakeさんらしいシンプルな表紙に、思わず目を引かれました👀。
パラパラと絵本をめくってみると、それはそれはシンプルに平和と戦争が描かれていました😊。
シンプルなのに、いえ、シンプルだからこそ伝えたいことが、非常に心に響いてくる作品でした😮。
『へいわとせんそう』の魅力
交互に描かれる平和と戦争で、その違いが印象的!
絵本を開くと、へいわのボク/せんそうのボクという見開きからスタートします🕮。
その後、へいわのワタシ/せんそうのワタシ、へいわのチチ/せんそうのチチ、へいわのハハ/せんそうのハハ・・・と続きます👥。
その他、家族、道具、行列、木、海と焦点に当てながら、読み進むことになります👪🌳。
見開き2ページでへいわ/せんそうの違いが、伝えられ、とても印象的でした👀。
交互に描かれていることで、二つの絵をよく見比べることができますし、それを見た時の気持ちの変化をまざまざと感じることができました😮。
シンプルな絵と写真のインパクト!
Noritakeさんといえば、いかにシンプルに表現できるかにこだわっているともいえる、イラストです☝。
平和と戦争は、とても複雑な要素をたくさん含んでいるものともいえますが、Noritakeさんだからこそ、それを一番シンプルにして表現できると考えます☺。
余分なものをそぎ落として、子どもたちに伝わる絵を選び抜いている、そんな気がします👱👦👧。
どの絵も各テーマを、非常に的を得て表現しているのです🖊。
そんな中で、強烈なインパクトを与えてくれたのが、「雲」をテーマにしたページでした☁。
左は、Noritakeさんが描いた雲なのに、右は写真が用いられていたのです💣。
そう、雲は雲でも、あのきのこ雲です🌪。
写真が使われていたのは、このページだけでした📸。
あえて写真にしたのは、きのこ雲がどれだけ残酷で、生々しいものかを伝えたかったからでしょうか😦。
多くは語らずとも、視覚的に伝わってくる戦争と平和は、この絵本のすごいところです👀。
一番シンプルで大切なことに気づかせてくれる、最後の3テーマ!
2つ目の魅力でご紹介した、きのこ雲の写真の後、「みかたのかお、てきのかお」が見開き1ページずつ描かれます👨👨。
そしてその顔に、ほとんど違いがないことに気づかされます😌。
「みかたのあさ、てきのあさ」、これは同じものでした🌅。
「みかたのあかちゃん、てきのあかちゃん」、あかちゃんであることに、すこしのかわりもありません👶👶。
最後のこの3テーマで、思わずはっさせられました😮。
違う国に生まれようが、同じ人間です👫👬。
違う土地で暮らしていれど、同じように朝が来ます🌄。
みんな、地球を母星にもつ、地球人だということに気づかされるのです🌎。
ただ平和と戦争の違いを並べるのではなく、ラストには、このようなメッセージと共に、平和に気持ちが向くことが、この絵本のなによりの魅力だと考えます😊。
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一番シンプルで大切なことに気づかせてくれる、平和と戦争の絵本🌍
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