しょうたとなっとう レビュー
『しょうたとなっとう』を読んだワケ
なんともおいしそうな納豆の表紙を見て、手にとりました📖。
見ているだけで、良い香りがしてきて、早くもお腹が空いてしまいます😋。
読んでみると…
納豆が好きではなかったしょうたが、おじいちゃんと一緒に大豆を育て、納豆に変え、食べてみるまでのお話が、写真で伝えられていました🍚。
読んだ後は、作物が育つということ、食べ物を作るということ、食べるということ、その尊さがとても心に沁みました😌。
そんな『しょうたとなっとう 』の具体的な魅力に迫っていきたいと思います✨。
『しょうたとなっとう』の魅力
大豆のすばらしさに出会える!
しょうたはなっとうがだいきらいです。
はじめて たべた 3さいのときのことを いまでも わすれません。
てに ついた なっとうが かおや かみのけに ひろがり、
からだじゅうが ネバネバになって きもちわるいのなんの・・・。
しょうたが なきだすと、 かぞく みんなが わらいました。
だから 5さいの いまでも、しょうたは なっとうが だいきらいです。
そんなしょうたが、夏の初めにおじいちゃん👴に連れられて、あお大豆の種🌱を、畑に蒔きます。
大豆は畑の肉と言われていて、体のためになる栄養はいっぱい持っていること、枝豆になること、芽を出した種がが、地球みたいに見えること、育っていくうちに花が咲くこと、枯れたら形の良いのを選んで、来年も蒔くこと、と、大豆についてたくさんのことを学んでいきます。
しょうたとおじいちゃんの交流に心が温まる
なっとうが嫌いなしょうたに、おじいちゃんは、👴「しょうた、はたけに いってみっか?」、「あおだいずの たね、 まくんだぁ」、「しょうたも やってみっか?」と言って大豆作り🥜に誘います。
いっしょに農作業をしながら、大豆のこと、枝豆のこと、納豆作りのことを教わるしょうた👦。
おじいちゃんは、強いるわけでもなく、ただ自然に、しょうたに寄り添い、しょうたが抱いた大豆への疑問に答えてくれます。
優しくしょうたを見守るおじいちゃん👴と、初めてのチャレンジに真剣に取り組むしょうた👦。
最後にしょうたが、なっとうをかき込んで食べている様子を、満面の笑顔で一緒に喜びを分かち合うおじいちゃんの写真を見ていると、大豆や納豆のことだけでない、二人の絆が感じられ、心がとても温まる😌💗のです。
納豆を通して、食べ物を育てること、作ることを尊ぶことができる
読み手の我々は、👦しょうたに感情移入しながら、大豆&納豆作りを疑似体験していきます🌱。
大豆や納豆の知識を得ながら、実際に体を動かして畑を耕したり、種を蒔いたり、枯れたさやを収穫したり、豆を煮ているのを観察したり、ありとあらゆる行程を経験していきます➰。
納豆は、大豆からできていて、それを育てるのに、ものすごく手間と時間がかかることを、しょうたが身をもって体感しているのを、私たちも一緒に感じることができます。
だからこそ、ごはんの上にのせられた納豆の写真が、最後見たときに、とっても貴く、美味しそうに感じられるのです🍚。
納豆が苦手ではなくとも、自分が嫌いな野菜や食べ物を想像しながら、それを育てて、実際に食卓に出すまでを考えてみるきっかけにもなります。
是非一度、お子さんと「しょうたとなっとう 」を読まれてみてください😄
0 件のコメント:
コメントを投稿