たからものくらべ レビュー
『たからものくらべ』を読んだワケ
6さいのともこちゃんと、4さいのたかしくんは、お互いのたからばこを持ち出して、くらべっこをし始めます!
赤ちゃんのと時の足形色紙、本の間に挟まっているはがき、貝殻、印鑑など、これも宝物!?というようなものまで、次々と出てきて・・・。
こちらは絵本というより低学年向けの児童書です📙
しかし、中を開ければ、たくさんの宝物の絵が魅力的に描かれていて、子ども心をくすぐり、十分、絵本感覚で読むこともできます👦💕
息子が、学校で読んで気に入ったというので、家でも一緒に読んでみることにました😄📖
友達からもらった折り紙の作品、お菓子のおまけ、ぬいぐるみのタグ、アルミホイルの切れ端・・・。
私からしたら、😅「もう捨てて良いんじゃない?」というようなものまで、息子も大切にとっています😲
そんな自分と絵本に登場するともこちゃんとたかしくんが重なったのか、他の子どもたちが宝物にしているものがどんなものなのか気になったのか、この絵本にとても惹きつけられていました😄
それでは、『たからものくらべ 』の魅力にせまりたいと思います。
『たからものくらべ』の魅力
全て挿絵で楽しめる!ふたりのたからもの
ともこちゃんとたかしくんのたからものは、1つ1つ挿絵で丁寧に描かれます🖉
ともこちゃんのかいがら、たかしくんが海🌊でひろったあれこれ!
👩 「確かに、海ってこういうもの落ちているよね~。」
👦 「オレ、メッセージボトル拾いたいなぁ~。」
なんて眺めながら、子供と会話ができますし、第二章の『たからもののとりかえっこ』の「ともこのたからもののこりぜんぶ1・2・3」、「たかしのたからもののこりぜんぶ1・2・3」では、第一章では登場しなかった、ともこちゃんとたかしくんのたからものが、ずら~り出てきて、見ているだけでワクワクしちゃいます😆❗❗
動物園の入場券、箸の袋、おみくじ、ひなまつりのケーキについていた桃の花、お子様ランチの旗、やまねのふわふわぬいぐるみ…などの何気ないものが、子どもたちにとってのたからものだと思うと、愛らしく思えてきますよ💕
きょうだいの掛け合いが絶妙!!
わたしのたからものの だい1ごうです。せかいじゅうに たった 1まい、わたししか もっていません。でも、あしにすみつけられたのなんて おぼえてないな。
と言って、ともこちゃんがたからものである、『あかちゃんの足形色紙👣』の紹介から始まります。
すると、続いて、弟のたかしくんが…
ぼくのはないの。おかあさんは、とっとくのを わすれちゃったんだって。…。
と言って、宝物紹介のページには、あかんべをするたかしくんの姿が😝!
なんともリアルな兄弟のやり取りに、思わず笑ってしましました😁!
このように、順番にともこちゃんとたかしくんのたからものくらべっこ👀がなされます。
他にも、
ひきだしの なかを そうじしていた おかあさんが、「もう これ いらない」ってくれました。おとうさんと けっこんするまえに つかったんだって。 まえは 「こばやし」ってなまえだったなんて、しらなかったなあ!
と、ともこちゃんが『印鑑』を紹介すると、たかしくんが、
ぼくも ぺったんするやつ ほしいのに ひとつしか ないんだって。それで なきそうになったら、おかあさんが また ひきだしの なかを さがしてくれたのが これ。『うちゅうけいさつてちょう』みたいでしょ!でも、しゃしんの おかあさんは、にせものみたいで へんな かんじなの。
と言って、今度は、『お母さんの学生証』を紹介 します。
宝物にするにあたってのエピソードが、兄弟それぞれの視点で書かれていて、ユーモアがあります。
こどもの宝物が愛らしくなる
読めば読むほど、子どもたちは、いろいろな色の輪ゴム、ビニールの指人形、ご祝儀ののしの水引、空き地で拾ったタイル、ビールの王冠、小さくなった鉛筆…と、意外なものまで魅力的に感じているんだなぁ、と驚きと発見があります😍
最後『おかあさんに すてられちゃった たからものたち』というページがあって、蝶の羽、使えなくなった電池、お線香、すいかの種などが描かれていました📖
👩「あっ、自分も虫の死骸は、さすがに捨てさせたなぁ…。」
なんて、ともこちゃんとたかしくんのお母さんに、勝手に共感しながらも、自分にとってのガラクタでも、子どもにとっては、宝物なんだと思うと、もっと子どもの興味・関心を尊重してあげたくなりました😌✨
リアル!親子で絵本トーク
「実際に読みたい!」方へのご案内
たからものくらべは、初めて自分で読む本としてもおすすめです⭐
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