厳選!絵本紹介ブログ 『空とぶえほん』について
『空とぶえほん』が考える絵本を読み聞かせる理由
科学絵本おすすめ5選
昆虫絵本おすすめ5選
当サイトの想い

空とぶえほん』では、1500冊以上読んでいる絵本のなかから、とりわけ心にとまった厳選された絵本のみを紹介させていただいています😀

またテーマを細かく分けて紹介していますので、今の自分やお子さんに合ったテーマの中からおすすめ絵本をみていただくことができます😄

お子さんの読書読み聞かせの絵本選びに、ご活用いただけましたら、幸いです🌸


紹介記事後半、マンガ風「親子で絵本トーク」も是非お楽しみに!
新着記事

ぼくにげちゃうよ~読めば、仲直りしちゃう愛の絵本~

2021年1月8日金曜日

○プレゼントにおすすめのえほん ○愛のえほん ○親子のえほん

t f B! P L

 ぼくにげちゃうよ レビュー

マーガレット・W・ブラウン【ぶん】クレメント・ハード【え】いわた みみ【やく】
ほるぷ出版
✔こんな子におすすめ
✔心あたたまるお話が好きな子 ✔ママが大好きな子 ✔可愛いが好きな子 

『ぼくにげちゃうよ』を読んだワケ


これまた、雑誌MOEの1月号「愛されているということ」を実感できる絵本として、紹介されていたものです。

一人称が「ぼく」だったので、お母さんと息子の絵本なのかな、と想像すると、息子にも読んであげたくなりました。

かあさんうさぎと向かい合っている表紙の絵が、なんとも優しげで、タイトルのぼくにげちゃうよ 子どもがお母さんの愛を試しているようで、とても愛らしいなと心惹かれました。

『ぼくにげちゃうよ』の魅力

想像の世界で繰り返される、こうさぎとかあさんうさぎのやりとり

ある日、こうさぎはいえをでて、どこかへいってみたくなり、「ぼくにげちゃうよ」とかあさんうさぎに言います。

かあさんうさぎが、「おまえが にげたら、かあさんは おいかけますよ。だって、おまえは とってもかわいい わたしのぼうやだもの」と言うと、「かあさんが おいかけてきたら、ぼくは、おがわのさかなになって、およいでいっちゃうよ」と返します。

すると、かあさんうさぎは、「おまえが おがわの さかなになるのなら、かあさんは、りょうしになって、おまえを つりあげますよ。」と言うのです。

こうして、親子のやり取りが始まります。

こうさぎが、あれこれと逃げ方を考えては、かあさんうさぎも想像の世界で我が子を追いかけるのです。

「逃げる」、「追いかける」、「逃げる」、「追いかける」と繰り返されるのが、謎かけ、またはとんちのようで、とても楽しいです。

「ぼくはこんなことまでして、にげられるんだ、かあさんはどうする?」と毎回問いかけられるのに対して、「うまい!」と思える切り返しをしていくかあさんうさぎが、とても誇らしくも感じます。

読んでいて、息子がこうさぎを応援しているのかは分かりませんが、私は密かに、かあさんうさぎを応援しています。

かあさんうさぎの愛

どんな姿になってでも、子どもを追いかけていくかあさんうさぎ。

こどもからしたら、うざったいと思うところもあるかもしれませんが、つねに我が子の側に寄り添おうとするかあさんうさぎの愛は、読者の心を打つと思います。

私は、特に、こうさぎがことりになって飛んでいったのを、木になって、とまりにかえってくるのを待っているかあさんうさぎの絵が大好きです。

私もいつか、こんな風に、巣立とうとがんばる息子の止まり木になりたいと、感じるのです。

実のところ、絵本を読む前、息子とケンカしていたのですが、この物語を読んだ後、自然に仲直りができました。

それは、ぼくにげちゃうよ 」がもたらす愛の力だと信じます。

ラストの展開

最後こうさぎは、人間の子どもになって、逃げようとするのですが、人間のお母さんとして追いかけてくるかあさんうさぎを想像して、それならかあさんのこどもでいるのと同じだということに気づきます。

そうして、逃げるのをやめるのです。

やっぱりぼくはかあさんうさぎの子だな、と思えるこのラストをつくったマーガレット・W・ブラウン、すばらしいです!

不変の愛のラストでした。

いつ読んでも、親子笑顔で読み終わるすばらしい絵本です!

親子で絵本トーク

実際、絵本を通じて生まれた親子のやりとりを特集しています😀⭐

「実際に読みたい!」方へのご案内

親子で愛を感じてみませんか⭐


絵本ナビでも知りたい!

画像🠝をクリック🖰すると、絵本ナビ にジャンプします📙

是非他の方の口コミも参考にされてみてくださいね😊


😊応援クリックいただけると、励みになります♪

にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

このブログを検索

自己紹介

自分の写真
厳選絵本!紹介ブログ「空とぶえほん」へようこそ! 本ブログ管理人、ゆりじは、数年間、学校図書館に勤務し、現在8歳の息子に、1500冊以上の本を読んできました。 ここでは、私と息子の絵本旅の中で、とりわけ心にとまったおすすめしたい素敵な絵本だけを、実体験とともに紹介していきます。 いつか子どもたちが、たくさんの本を読んで世界を広げ、大空に羽ばたいていけますように。 そして、その想像力が海を越えていきますように。

テーマ

関連サイトへのリンクです☆

ブログ アーカイブ

Twitter アメブロで家族のズッコケブログもやっています。

QooQ