しあわせなふくろう レビュー
『しあわせなふくろう』を読んだワケ
月刊MOEの2021年1月号で、紹介されていた絵本でした。
タイトルを読んで、どうしてこのふくろうたちは幸せなのだろう・・・とふと知りたくなって手にと合った一冊です。
迫力のある大きなふくろうの絵にも惹かれました。
『しあわせなふくろう』の魅力
最大の魅力、描かれる「しあわせ」
あるところに、ふくろうの夫婦が幸せに暮らしています。
しかし、まわりの鳥たちは、食べることや飲むことに夢中で、けんかに明け暮れているのです。
ある日、どうしてふくろうたちが喧嘩もせずに幸せなのかを知りたくて、鳥たちは、ふくろうの話を聞きにいきます・・・
ふくろうたちは、春夏秋冬、それぞれの季節の森の様子を語ります。
どれも、一見ありふれた風景のことです。
鳥たちは、ふくろうが語ったことを、あまりにも普通のことで馬鹿馬鹿しいと騒ぎ、去ってしまいます。
ふくろうたちは、ただ目玉をぱちぱちさせて、元のように楽しく暮らすのです。
ふくろうたちは、普通のことが、ただ幸せなのです。
だから、いつも幸せでいられるのです。
このふくろうたちの目を見ていると、なんだか「きみにとってしあわせって何?」と問いかけられているような気持ちになってきます。
躍動感のある絵
個人的には、版画のような力強い絵が好きです。
ページをめくると引き寄せられます。
特にお気に入りなのは、表紙の絵ですね。
本当にしあわせそうで、このふくろうみたいな表情の人間にいつかなりたいな、と願います。
親子で絵本トーク
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