きりのカーニバル レビュー
『きりのカーニバル』を読んだワケ
そんな思うと、なんだかこの絵本がとても気になったのです。
「おばけのコンサート」、「きりのカーニバル」・・・。
なんだか、関係しているような気がして、息子と読もうと思いました👦👩📘
『きりのカーニバル』の魅力
静かに目をこらしたくなる、幻想的な世界
おばけと言えども、愉快で明るい雰囲気の「おばけのコンサート」と比べ、カーニバルと言えども、ほの暗く神秘的な雰囲気の「きりのカーニバル」。
とても対照的です💫
ルネくんとロボットのランスロットが、きりふりやまに日の出を見に行こうと、夜中にでかけます🌄
森の中にはペルセウス号が走っています🚅
さらに、あやしいゴンゴ族たちも現れ、不思議で幻想的な雰囲気に吸い込まれそうになりました👀
ゴンゴ族たちの不思議な歌
「おばけのコンサート」で歌われる歌は、ジャカジャカと明るく楽しいメロディが想像できて、勝手に私流に歌って読み聞かせしたものです。
「きりのカーニバル」でも、霧とともに歌が聞こえてきます。
きりふりやまの きりのなかで おつきさま まいご ♪
きりのもりの なかまたち めをさませ・・・
気づけば、たくさんのゴンゴ族たちが集まってきて、霧の中でお月様を囲んで、カーニバルを楽しんでいます。ランスロットもリュックからハーモニカを出して奏で、ルネくんも歌います🎵
この歌もとっても素敵で、一緒に歌いたくなるのです👦👩
私が思いついたメロディは、短調でちょっと不思議なものになりました。
何回読んでも、同じメロディで歌ってしまいました。
息子もすっかり私が考えたメロディで覚えてしまい、時々思い出したように歌っています♪♩
「きりのカーニバル」の歌に、子どもは不思議と魅了されます。
ラストシーン、きりふりやまの上の朝陽
いっしょに歌を歌ってくれたお礼にと、ゴンゴ族のカカシゴンゴが山の上まで、ルネくんとランスロットを送ってくれます。
そうして、夜が明け、あさひが二人を照らすのです。
霧が山のふもとに見られます。
山頂でしか、見られない景色です。
次のページでは、霧が晴れています🌄
私は、ラストシーンが、とても好きです。
「きりのカーニバル」という幻想的なタイトルとは想像もできないほど、晴れ晴れとした気持ちになれます。
親子で絵本トーク
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